PT免許書き換えの申請に必要な書類をお伝えしていきます。
書類一覧(2019年1月現在)
準備する書類は以下の通りになります。
申請書はサイトからダウンロードして記載する必要があります。
勿論、オランダ語で記入する事になります。
なので、申請時にはすでにある程度のオランダ語の能力が必要って事ですね、、、
理学療法士免許と犯罪証明書は厚生労働省に申し込んで発行してもらいます。
履歴書はCV形式にて作成する必要があります。
CV形式とはいわゆるオランダ版履歴書のことで、サイトで作成することもできます。
全て英語かオランダ語で記載されている必要があります。
また、全ての書類はオランダにて有効な書類にする手続きが必要になります。
それはどういうことでしょうか。
書類にはまず、公文書と私文書というものに分けられます。
手続きの方法が変わってくるので、上記の書類がまずどちらの書類なのかをはっきりさせる必要があります。
公文書と私文書
公文書か私文書かを見極めるには、どこで発行したかが重要になります。
公的機関で発行されれば公文書、それ以外で発行されれば私文書という事になります。
ただし、注意したいのは、元の書類が公文書であっても、コピーは私文書扱いになってしまうので注意が必要です。
養成校が国立や公立であっても、現在の学校は独立法人なので、大学が発行した書類は全て私文書になります。公立の小学校や中学校が発行するものは公文書です。
私文書認証とアポスティーユ認証
渡蘭前に、全ての書類にアポスティーユ認証をつける必要があります。
アポスティーユ認証とは、該当する書類が日本の書類であることの証明をすることです。
公文書の場合、外務省にて申請すればアポスティーユ認証を取得できます。
しかし、私文書の場合、公的な書類ではないので、外務省に行っても取り扱ってくれません。そのため、私文書の場合はまず公証役場で私文書認証という手続きが必要になります。
私文書認証とは、公証役場にて該当する書類が本人のものであることを証明する手続きであり、認証された私文書は公文書扱いになります。
認証が終わったら外務省にて申請する事でアポスティーユ認証が得られます。
ただし、東京都など、公証役場で私文書認証からアポスティーユ認証まで一度に行ってくれる都道府県があるので、確認してみてください。
オランダでの私文書認証
アポスティーユ認証を受け、これで渡蘭前の準備は完了です。
ただし、アポスティーユ認証はあくまで日本の書類であることの証明でしかなく、それらの書類が本人のものなのかは証明できておりません。日本で私文書認証を受けたとしても、それは日本の印であって、オランダでは有効ではありません。
そのため、あくまでオランダで有効な印が必要なのです。
オランダでの有効な印とはオランダの認証のことです。
Notaris kantoorで調べると近くの認証役場がわかります。
このオランダの印をつけて準備は完了です。
これらの書類を政府送付します。
送付先は政府のホームページに記載されているのでチェックして見てください。
書類受理と受験許可証
正式に書類が受理されたら(この場合の受理は書類が全て揃っているという意味で、内容はまだ見ていない)、AKV-Toetsへの申し込みの案内がきます。
支払いと試験申し込み用のパスワードをメールにて申請して、パスワードを用いて試験の申し込みをします。
それと同時にNufficという学位を審査する機関が書類を審査し始めます。これには約4週間以内かかります。
書類は時期によってまちまちですが、1ヶ月以上受理されるまでかかるので早めに準備する必要があります。
2020年4月追記
書類の不足があった場合、どの書類が足りないのかを政府から通達がきます。ですが、通達を受けて、それを準備するとなると時間もかかりますし、数ヶ月以内に再提出しなければいけません。その期間を越えると全ての書類を再提出になるので、なるべく最初の段階で全ての書類を揃えたいものです。
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