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腰部のスペシャルテスト集④

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腰部のスペシャルテスト集の第4弾です。

今回は腰椎の不安定性を評価するテストになります。

 

 

Lumbar Forward-Bending Passive Intervertebral Motion Test: Side-Lying with Single Leg Flexion(腰椎他動屈曲椎間テスト:側臥位での片側下肢屈曲)

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目的:他動での屈曲時のT12-L5までの脊椎間の動きを評価

患者の開始姿勢:側臥位で、下の足は股関節膝関節約30°屈曲位

セラピストの開始姿勢:患者の顔側に立つ

セラピストの手:尾側の手は上の下肢の足関節中心を把持し、頭側の手の中指で棘突起間を触知する

動作:他動にて上の下肢の股関節膝関節を90°屈曲位にする。この時、セラピストは尾側の膝をベッドにのせ、患者の上の下肢の膝はセラピストの大腿の上に乗せると良い。そこから他動にて上の下肢の股関節を屈曲させていく。この時、セラピストは自分の骨盤、体幹を用いて、患者の股関節を長軸方向に押し返すと、患者の骨盤回旋による代償を防ぐことができる。この股関節を屈曲させると腰椎も屈曲していくので、各セグメントで棘突起間の開きを確認する。

陽性:基本的に尾側の棘突起が頭側の棘突起から離れていくが、この移動幅が過度、もしくは小さかった場合陽性。または、股関節屈曲と腰椎がしっかりと連動していない場合も陽性。

Note:基本的にはL5-S1間からはじめ、頭側に移っていく。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:5%

Specificity 特異度:99% (これらは腰痛患者における腰椎不安定性に対するもの)

 

Lumbar Forward-Bending Passive Intervertebral Motion Test: Side-Lying with Bilateral Leg Flexion(腰椎他動屈曲椎間テスト:側臥位での両側下肢屈曲)

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目的:他動での屈曲時のT12-L5までの脊椎間の動きを評価

患者の開始姿勢:側臥位にて両下肢やや屈曲位

セラピストの開始姿勢:患者の顔側に立つ

セラピストの手:尾側の手は下の下肢の足関節中心を把持し、頭側の手の中指で棘突起間を触知する

動作:他動にて両下肢の股関節膝関節を90°屈曲位にする。この時、セラピストは尾側の膝をベッドにのせ、患者の両下肢の膝はセラピストの大腿の上に乗せると良い。あとは上記のテストと同様に股関節を他動にて動かしていき、腰椎の動きを確認する。

陽性:同上

Note:基本的にはL5-S1間からはじめ、頭側に移っていく。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%

 

Modification for Lumbar Backward-Bending Passive Intervertebral Motion Test(腰椎他動伸展椎間テスト)

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目的:他動での伸展時のT12-L5までの脊椎間の動きを評価

患者の開始姿勢:側臥位にて下の下肢を軽く屈曲させる

セラピストの開始姿勢:患者の顔側に立つ

セラピストの手:尾側の手は下の下肢の膝関節中心を把持し、頭側の手の中指で棘突起間を触知する

動作:膝関節を把持した手で他動にて股関節の伸展方向に持っていき、腰椎の伸展を誘導する。

陽性:股関節の動きと連動して棘突起間が狭まれば正常、棘突起間のスペースが変わらないと陽性

Note:本来であれば、股関節が完全伸展位に達する前に腰椎が伸展最終域に達する。基本的にはL5-S1間からはじめ、頭側に移っていく。

カッパ係数:

Sensitivity 感度:16%

Specificity 特異度:99%(これらは腰痛患者における腰椎不安定性に対するもの)

 

Lumbar Side Bending (Lateral Flexion) Passive Intervertebral Motion Test in Prone Position(腰椎他動側屈椎間テスト)

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目的:他動での側屈時のT12-L5までの脊椎間の動きを評価

患者の開始姿勢:腹臥位にて、下腹部〜骨盤の下に枕を置く

セラピストの開始姿勢:患者の横に立つ

セラピストの手:患者に対して尾側の手は立っている側の膝をしたから把持し、頭側の手の中指で棘突起間の側面を触知する

動作:把持している下肢を股関節外転させていく。

陽性:側面において、下位の棘突起が上位の棘突起に近づくように動くのを触知できたら正常。その動きが見られなかったら陽性

Note:基本的にはL5-S1間からはじめ、頭側に移っていく。別法として、側臥位で行う方法もある。この方法では、他動にて骨盤の側方挙上または下制させることで腰椎の側屈を誘導する。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%

 

Lumbar Rotation Passive Intervertebral Motion Test: Prone Lying with Rolling the Legs(腰椎他動回旋椎間テスト:腹臥位での下肢回旋)

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目的:他動での回旋時のT12-L5までの脊椎間の動きを評価

患者の開始姿勢:腹臥位にて、下腹部〜骨盤の下に枕を置く

セラピストの開始姿勢:患者の横に立つ

セラピストの手:患者に対して尾側の手は両足関節を把持し、頭側の手の中指で棘突起間の側面を触知する

動作:患者の膝関節を他動にて45-60°に屈曲させる。腰椎の右回旋を見る場合、下肢を患者に対して右側に回す。この時腰椎の棘突起を触知しておく

陽性:右回旋の場合、下位の棘突起が上位の棘突起に対して右に移動したら正常。この動きが見られなければ陽性。

Note:評価部位が上位にいくに従って下肢の回旋量は増えていく。別法(写真右)で、腹臥位で行う方法がある。骨盤(ASIS)を把持し、他動にて回旋させ腰椎の回旋を誘導する。

カッパ係数:

Sensitivity 感度:%

Specificity 特異度:%

 

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