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腰部のスペシャルテスト集④

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腰部のスペシャルテスト集の第4弾です。

 

腰仙部の動的不安定性

Active Straight Leg Raise Test (Active SLR)

目的:下肢からの腰仙部への影響と、腰仙部の動的安定性を評価

患者の開始姿勢:背臥位

セラピストの開始姿勢:患者の左右のどちらかに立つ

セラピストの手:骨盤の前方もしくは後方を左右から抑える

動作:片方ずつ約20cmずつ下肢を挙げてもらう(股関節屈曲)。その後、セラピストが骨盤を抑えた状態で再度施行。

陽性:下肢の挙上が難しかったり、疼痛を訴え、セラピストが骨盤を抑えた状態でこれらの症状が軽減したらたら陽性

カッパ係数:0.53-0.70 (95% CI: 0.20, 0.84)

Sensitivity 感度:87%

Specificity 特異度:94%

 

Prone Hip Extension Neuromuscular Control Test  腹臥位股関節伸展における神経筋コントロールテスト

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目的:自動での股関節伸展中の腰仙部安定性の強度、コントロールを評価

患者の開始姿勢:腹臥位、下腹部にクッション等を入れ、腰椎が中間位になるようにする。

セラピストの開始姿勢:患者の左右のどちらかに立つ

セラピストの手:腰部の筋を触診する

動作:患者は自動にて片側の股関節をテーブルから8-10インチ挙げる(股関節伸展)。この時、腰椎の中間位を保持しているか、また、同側の大臀筋/ハムストリングス、反対側の多裂筋、同側の多裂筋、反対側の脊柱起立筋、同側の脊柱起立筋の順番に収縮しているかチェックする。

陽性:動作中に疼痛が再現したら陽性。腰椎の中間位が保てない場合もある。

Note:腰仙部の安定性の低下が見られたら、脊柱起立筋が優位であったり、多裂筋が遅れて収縮もしくは収縮が不十分だったりする。また、大臀筋の収縮の遅延もしくは不十分な収縮、股関節伸展の角度不足、骨盤の前面が浮いたり、腰椎が過度に前彎したりする代償動作、腰椎の椎体内の圧の増加はよく見られる。トレーニングにより多裂筋の機能が改善した場合、この疼痛や代償動作は改善される。

このテストにおいて、慢性の腰痛を持っている人は以下の3つのうち1つは当てはまる可能性が高いという報告がある。

1:棘突起が同側に動く(体幹の回旋)

2:腰椎が同側に側方移動する(側屈)

3:腰椎の伸展

カッパ係数:0.72-0.76

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%

 

 

腰部〜下肢モーターコントロール  

Trendelenburg Test  トレンデレンブルグテスト

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目的:片脚立位時の中臀筋の機能に着目した、股関節、骨盤、体幹の神経筋コントロールを評価

患者の開始姿勢:立位

セラピストの開始姿勢:患者の後方に立つ

セラピストの手:触診は不要

動作:検側と反対側の股関節を30°屈曲する。この時、腸骨稜と地面に対して垂直な線がなす角度を観察する。

陽性:片側の下肢を挙上した時に検側と反対側の骨盤が挙上もしくは高さが変わらず、その姿勢を30秒間保持できたら正常。保持できない、もしくは検側と反対側の骨盤が大きく下制したり、立脚側の股関節が大きく内転したら陽性。

Note:-

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%

 

Hip Abductor Neuromuscular Control Test  股関節外転テスト

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目的:股関節外転の筋力、収縮パターン、コントロール、腰仙部の安定性を評価

患者の開始姿勢:検側を上にした側臥位になり、下の股・膝関節は30°屈曲、上の下肢は体幹と一直線になる

セラピストの開始姿勢:患者の後方に立つ

セラピストの手:(負荷をかける時)患者から見て尾側の手を下腿遠位に置く

動作:上の下肢を体幹と一直線にしたままテーブルから24インチ挙上する。この際挙上する下肢が体幹との一直線を保ったまま挙上できるかを観察する。

陽性:挙上する際、挙上位で保持できなかったり、同側の股関節が屈曲すると陽性。

Note:このテストで陽性の場合は、中臀筋の筋力低下もしくは大腿筋膜張筋優位、腸脛靭帯のタイトネスが考えられる。中臀筋の筋力テストを行いたい場合は、股関節を35°外転、10°伸展、10°外旋位で徒手にて抵抗をかける。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:72%

Specificity 特異度:46% ※これらの割合は中臀筋損傷に対して

 

下記の本を参考にしました!


 

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