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股関節のスペシャルテスト集②

                           「hip joint diagnosis」の画像検索結果

続いて股関節のスペシャルテスト集の第2弾に行きたいと思います。股関節の評価は治療も兼ねている主義も多いので、効率よく評価から治療まで行いたいところです。

 

 

Patellar Pubic Percussion Test(膝蓋骨恥骨打診テスト) 

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目的:股関節または大腿骨骨折の有無を疑う(画像撮影が必要かどうか

患者の開始姿勢:背臥位にて行う

セラピストの開始姿勢:患者の横に位置し、膝蓋骨と股関節の間の位置に立つ。

セラピストの手:聴診器を患者の恥骨結合に当てる

動作:恥骨結合に当てた聴診器を聴診しながら、膝蓋骨を叩く。これは左右両方の膝蓋骨に対して行う。

陽性:左右で比較して、膝蓋骨を叩く時の音が小さければ陽性。小さい側の骨折を疑う。

Note:

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:96%

Specificity 特異度:86%

 

 

Hip long axis distraction test and manipulation(股関節長軸方向離開テストおよびマニピュレーション) 

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目的:股関節の関節包の柔軟性評価およびモビライゼーション

患者の開始姿勢:背臥位で、ベルトなどで骨盤を固定する

セラピストの開始姿勢:患者の足元に立つ

セラピストの手:両手で下腿遠位〜足関節のあたりを把持する

動作:まず膝関節は完全伸展位のままで股関節の安静肢位(屈曲30°、外転30°)に持っていく。そのまま長軸方向に牽引する。左右差を比較する。

陽性:離開が十分にできなかったら陽性。

Note:陽性の場合、マニピュレーションを行うことも選択肢の1つとなる。変形性股関節症の方は牽引をすると症状が和らぐことがある。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%

 

 

Inferior glide accessory hip motion test and manipulation(股関節尾側滑りテストおよびマニピュレーション)

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目的:股関節の関節包の柔軟性(尾側方向)評価およびモビライゼーション

患者の開始姿勢:背臥位にて検側の下肢をセラピストの方にかける

セラピストの開始姿勢:患者の横に位置し、ベッドに座る

セラピストの手:両手で大腿骨前面近位部を把持する

動作:患者の下肢をセラピストの肩にかけながら把持している両手で尾側方向に股関節を牽引する。また、患者の股関節を内外旋した状態でも同様に尾側に牽引して行う。左右差を比較する。

陽性:牽引が十分にできなかったら陽性。

Note:陽性の場合、マニピュレーションを行うことも選択肢の1つとなる。変形性股関節症の方は牽引をすると症状が和らぐことがある。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%

 

 

Hip joint anterior glide test and manipulation(股関節腹側滑りテストおよびマニピュレーション)

 

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目的:股関節の関節包の柔軟性(腹側方向)評価およびモビライゼーション

患者の開始姿勢:腹臥位にて骨盤の下に枕などを敷く

セラピストの開始姿勢:患者の横に位置する

セラピストの手:尾側の手で、検側の大腿遠位前面を把持し頭側の手で、検側の骨頭を後面より抑える。

動作:尾側の手で、他動にて股関節伸展位に持っていく。この時膝関節は屈曲させるとやりやすい。更に、頭側の手で、前方に滑らせる。

陽性:滑りが十分にできなかったら陽性

Note:体格差によって尾側の手による股関節伸展位に把持することが困難な場合、枕などを用いても良い。股関節伸展に可動域制限が出ていた場合マニピュレーションを用いるが、その際はグレードⅢまで持っていくことが多い。別法として、検側の股関節を外旋位にさせて行うことも可能。この時に股関節を無理に伸展させなくても良い。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%