二刀流トレーナーの海外医科学図書館

二刀流【メディカル(診断・治療・リハビリ)とストレングス(トレーニング・栄養)】に渡るジェネラリストへ

七情と六淫

                              「七情 中医」の画像検索結果

 

東洋医学では人間の病気の要因を体の外側からの影響と内側からの影響に分けて考えます。

内側からの要因を内因、外側からの要因を外因と呼びます。

内因は七情と言って七つの感情があります。

外因は六淫と言って六つの外的環境があります。

 

 

七情

東洋医学では感情と病気は深く関わってきます。

なぜなら感情は精神に影響され、精神は臓器に影響するからです。

七情には漢字の通り、七種類の感情のことを指します。

七情は怒り、喜び、悲しみ、心配、恐怖、驚き、憂があります。

 

これらの感情が通常な程度なら良いのですが、過剰になってしまうと臓器に負担をかけてしまうことになります。

ちなみに、

過度な怒りは肝、喜びは心、心配と憂は脾、悲しみは肺、驚きと恐怖は腎に負担をかけてしまいます。

感情は気にも影響を及ぼします。

  1. 怒りは気を上昇させる

  2. 喜びは気をゆっくりにさせる

  3. 悲しみは気を消費する

  4. 恐怖は気を下降させる

  5. 驚きは気を撒き散らす

  6. 憂は気を停滞させる

 

六淫

通常、適度な暑さや寒さは問題になりません。

しかし、これが過度になると問題になります。

六淫には風、寒、夏の熱、湿、乾燥、火の熱があります。

 

風は陽の病的因子になり、吹き上げたり、外へ分散させたりすることを意味します。

また、風は強度の強弱はあるものの、止まることなく絶え間無く動き続けています。その代わり、変化の激しい一面も持っています。

 

寒は陰の病的因子になり、冬に特徴的なもので、陽の気を消費します。

疼痛は典型的な寒のはたらきで、深刻な疼痛は寒が原因であることが多いです。

また、血や気の停滞を起こすのも寒のはたらきです。

 

夏の熱

夏の熱は陽の病的因子で、夏特有のものになります。原因としては高い気温が挙げられます。夏の熱は気と津液を消費します。

また、夏の熱はよく湿と合わさって病気の要因となることがあります。

典型的な症状としては、下痢、嘔吐、発熱などがあります。

 

湿

湿は陰の病的因子で、下方向に下降するという意味合いがあり、気の循環や脾の陽に悪影響を及ぼします。

典型的な症状は食欲不振、口内が甘く感じる、下痢などがあります。

 

乾燥

陰や津液を消費し、特に秋の乾燥する時期(中国では)に強くなる因子です。

肺に悪影響を与える因子でもあります。というのも、肺は陰の臓器の中でも外側にしているため、湿度や清潔さなどにデリケートな臓器だからです。

典型的な症状として唾の不足、肌荒れなどがあります。

 

火の熱

火の熱は陽の病的因子で、燃えたり、上に舞い上がることを意味します。過度な陽の気によって生じ、よく夏にみられますが、他の時期でもみられます。

津液を消費し、口内の乾燥や便秘、濃い尿などが典型的な症状になります。

運動や外気の気温によって体が火の熱に侵襲されます。