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オランダで鍼灸師としての起業・開業について

現在、オランダではフリーランスビザへのハードルが低く、日本で鍼灸師の免許を取得された方が何名かオランダで起業・開業されています。そこで、オランダの鍼灸事情と競争に勝ち抜くにはどうすれば良いかを僕なりの考えのもとお伝えできればなと思います。

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オランダでの免許制度について

オランダの鍼灸師免許

オランダでは厳密な鍼灸の免許というのはございません。 (下記の記事参照)オランダ鍼灸協会というところに登録することで患者は保険適応内で受けることができるというシステムです。

dog.training-univ.com

 

なので、中国人を中心とした自国で免許を取得した鍼灸師の方が数多くいます。

しかし、日本の免許で働くことは可能ではあるものの、施術は保険適応外になります。

反対に、オランダの主に理学療法士が行っているドライニードリング(鍼は日本の鍼が主に使われています)は保険適応内なのです。

オランダ人はあまり保険外にまでお金を支払うのを嫌がります。ましてや、得体のしれない外国人が、得体の知れない鍼を使って治療するというのであれば、なおさらです。

オランダ人からしても、ドライニードリングという保険適応内で治療が受けられるシステムがあるのに、わざわざ高いお金を払って鍼灸治療を受ける必要がありません。

 

日本の免許書き換え

日本で養成校を卒業し、日本の免許を持っている方はオランダで免許の書き換えを行うことをおすすめします。書き換えといっても日本の免許が無効になるわけではないので、ご安心ください。免許の書き換えというのは簡単にいうとオランダ鍼灸師協会に登録することでできます。この登録によって患者は保険内にて治療することができます。ただし、鍼灸はaanvullende verzekeringといって、医療保険の基本パケットのなかに含まれておらず、個人で追加オプションとして鍼灸の保険に入る必要があります。

詳しくは下記のサイトにて書き換えの手続きをご確認ください。

https://therapeuten.zhong.nl/index.mchil?page=Voorwaarden%20en%20aanmelden&id=1520

 

ドライニードリングとは

ドライニードリングとは西洋医学(主にトリガーポイント)を元に行う鍼治療のことで、1週間前後の講習会を受ければ取得できる資格です。

※ただしオランダの医師または理学療法士の免許が必要です。

鍼灸を学んでいる方からしたら全然違うのかもしれませんが、患者さんからしたら鍼灸とドライニードリングの違いはわからないのです。

そして残念ながら、鍼灸よりもドライニードリングの方が知名度としては高いという現状があります。なぜなら、理学療法のクリニックで保険適応内で行われるため、そもそもの施術をされた方の数が多いからです。

 

鍼灸師として起業・開業し生き抜くためには

ドライニードリングとの差をつける

前述したように、ドライニードリングとは知名度、保険による料金では鍼灸の方が劣ってしまいます。しかし、鍼灸にこれほどのマイナスの要素があるのに、僕が行っている実習先では多くの患者さんが来院されます。これは鍼灸がドライニードリングよりも優れていると認識されている証拠だと思います。

鍼灸クリニックに来院される患者さんは揃ってこう言います

「ドライニードリングは痛い」

ドライニードリングをyou tubeとかで検索するとわかると思うのですが、結構痛そうな刺し方をしています。ドライニードリングの目的がしっかりとトリガーポイントを中心にアプローチするやり方ですので、当たり前といえば当たり前ですが。

そのため、痛いのが嫌、でも鍼治療を受けたいという患者さんも中には結構いるのが実習をしていて率直な感想です。

そのため、鍼灸ドライニードリングより痛くないというイメージを広めることが大事かも知れません。

 

理学療法士とタッグを組む

オランダ鍼灸師の働き方として、鍼灸師だけで開業する人もいますが、やはり上記のような理由で集客はやはり難しいと言えます。そこで、多くのオランダ鍼灸師理学療法士のクリニックで鍼灸師として働いています。理学療法士のクリニックということで集客という面ではかなり違います。クリニックにくれば自然と鍼灸の存在を知ることになりますし、必要があれば、理学療法士から鍼灸師の方に患者を送ることもあります。

 

他の鍼灸師との差をつける

前述したように、日本人だけでなく、中国人の方もオランダで治療院を起業・開業しています。そのため、ドライニードリングとの差をつけるだけでは他の鍼灸師との差は変わらないので、今度は鍼灸師間との競争になります。まあこれは日本でも変わりませんが。

しかし、オランダにいる鍼灸師の多くはアムステルダムに治療院をおいています。なぜなら、アムステルダムではオランダ語が喋れなくても英語だけで働けるからです。

オランダ人の英語力には脱帽ですね。

しかし、田舎では勿論、アムステルダム内でもオランダ語が喋れる鍼灸師は限られてきます

オランダ人でも、例えば病院に行って治らなくて鍼灸を受けにきたという患者さんなんかは病院での出来事を説明します。そこでの医療の専門用語だったり、病院で言われたことを英語で正確に言えるのはオランダ人といえでも、あまり多くはありません。

鍼灸師オランダ語が全く分からないとそこで不信感を持ってしまい兼ねません。オランダの公用語はあくまでオランダ語なので。たとえ英語で説明できる患者さんでも、オランダ語で話しかけるとの、英語で話しかけるのとでは反応がやっぱり違うなと住んでいて思います。

なので、オランダ語を喋ることができるというのは1つ武器になるかも知れません。

 

いかがでしたか?日本の鍼灸の良い部分をオランダで広められると良いですね!
僕も日本の鍼灸には興味があるので、ぜひ情報などくれたら嬉しいです!