二刀流トレーナーの海外医科学図書館

二刀流【メディカル(診断・治療・リハビリ)とストレングス(トレーニング・栄養)】に渡るジェネラリストへ

エビデンスに基づく半月板損傷のためのスペシャルテスト -スポーツ現場でどう評価するか-

半月板損傷はスポーツ現場でよく見かける怪我の一つですが、スポーツ現場で判断するのが難しい外傷の一つです。スペシャルテスト1つをとっても感度、特異度が高いテストはなく、現場のトレーナーの方々も苦労しているのではないでしょうか。そこで今回はその…

筋・腱系障害のリスクとマネージメント

筋・腱系の障害はスポーツの現場でよく起こります。また、スポーツを行っていない方でも仕事関係や、生活習慣によって筋・腱の障害が起きることもあります。ただ、筋・腱と一言で言っても、わかっているようでわかっていない分野でもあります。そこで、筋・…

スポーツ生理学からみるコルチゾールと筋トレとの関係

コルチゾールはストレスホルモンとして有名ですが、スポーツ選手にとってコルチゾールはどのような役割を果たしているのでしょうか?スポーツ生理学とエビデンスを元にスポーツや筋トレとの関係についてみていきたいと思います。 コルチゾールとは コルチゾ…

AMPKのはたらきと運動との関係

AMPKは癌細胞やその他の病気との関係が深く、その分野の方の間ではよく話題に上がる物質の1つです。しかし、そのような病気だけではなく、スポーツ分野においてもAMPKの知識は必要になってきます。トレーニングをしたときにどのようにAMPKが働くのか、どう影…

筋トレ後のストレッチは本当に有効? そもそも正しい順番なんてあるの?

筋トレ前にストレッチは行わない方が良い。これは結構広まってきており、現在ではあまり行われなくなってきました。それと同時にストレッチは筋トレ後に行うべきという情報が広まりつつあります。果たして筋トレ後であれば本当に効果があるのでしょうか?最…

有酸素運動と筋トレってどうやって組み合わせるの?

有酸素運動と筋トレはどちらが良いか?順番はどちらが先か?といった疑問を抱えている人は少なくないですし、他のブログなどでもよく見る話題ですよね。そこで今回は優劣をつけるのではなく、組み合わせるにはどのようにすれば良いかをお伝えしていきます。 …

鉄分の観点から見るスポーツ貧血の原因と治療〜予防まで

スポーツ貧血は主にマラソン選手といった長距離選手によくみられますよね。女性は特に月経などの影響もありよく起こりやすくなってしまいます。一般的に貧血は鉄分不足と言われますが本当なのでしょうか?鉄分の働きという観点からどこまで貧血に影響するの…

臨床家が知るべき筋緊張のメカニズム -筋緊張異常と評価-

筋緊張とは 筋緊張のメカニズム 筋緊張への介入 過緊張に対する介入 Ⅰa抑制 Ⅰb抑制 反回抑制(recurrent inhibition) 低緊張に対する介入 参考文献 筋緊張とは 筋緊張とは文字通り筋肉の緊張のことを指し、脳卒中などの中枢神経系疾患やスポーツなどによる過…

怪我時などに筋肉・持久力を維持するためのトレーニング戦略

コロナの時期で十分なトレーニングができなかった人は多いのではないでしょうか?トレーニング量の低下によって体力や筋力の低下を感じた人は多いのかもしれません。アスリートにおいては、コロナとは関係ありませんが、怪我によって十分なトレーニングをつ…

肩関節のスペシャルテスト集

肩関節と一言で言っても、肩甲上腕関節なのか、肩鎖関節なのか、どの部位が損傷しているのかなど評価すべきことが多く、苦手な人もいるのではないでしょうか。今回はオランダ理学療法ガイドラインに沿って、どのように評価していくのかといった視点からスペ…

足関節のスペシャルテスト集

足関節は構造そのものが複雑で評価していくのが難しいですよね。どの靭帯がどの程度損傷しているのか、徒手で見極めるのは至難の技です。ただ、理学療法士やトレーナーの立場としてはリハビリプログラムに影響される単位で評価していく方が効率が良いですし…

この頭痛の種類は理学療法/リハビリで治る! -鑑別診断とエビデンス-

頭痛の原因は数多くあり、頭痛の種類によっては薬などで治療できるとは限りません。海外では一部の頭痛は理学療法が適応になります。そのため今回はどの頭痛の種類が理学療法適応になるのかをお伝えします。 頭痛の分類 Primary type Headache Secondary typ…

治療する前にまず針治療の副作用を把握しておこう!-鍼灸におけるリスク管理-

近年、通常の鍼灸だけに留まらず美容鍼灸など様々な針治療が流行しておりますが、 針を使用する以上、副作用やリスクなどは少なからずあります。治療する側はもちろんこのリスクを知っておくべきなのは間違いありません。そこで今回は針治療における副作用・…

FODMAPでスポーツ時のお腹の不調(IBS)を解決するには -やり方とメカニズム-

近年、テニスのジョコビッチ選手が取り入れていることで有名なFODMAPを中心とした食事療法の認知度が、スポーツ時にお腹の不調を訴えるアスリートやランナーの皆さんを中心に流行しています。ただ、これはまだ新しい方法で、詳しいやり方は病院の医師の方で…

Allen's Test(アレンテスト)のやり方と陽性基準 -リスク管理とエビデンス-

Allen's testは循環動態の評価によく用いられるテストで、病院で勤務されている方はよく用いるのではないでしょうか?しかし循環器系の評価としてはスポーツ現場やクリニックなどでもリスク管理のためには知っておきたいものです。 血管の解剖 Allen's Test…

Cozen's Test(コーゼンテスト)のやり方とその他の外側上顆炎のテスト

Cozen's Testは手関節伸展テストやテニス肘テストとも言われており、外側上顆炎のテストになります。 外側上顆炎とは 病態 病態のステージ 1)炎症期 2)微細損傷期 3)変性期 4)循環欠乏期 Cozen's Test(コーゼンテスト) やり方 エビデンス そのほか…

資格から逆算!どんなスポーツトレーナーになるの?

情報過多のこの時代ではスポーツトレーナーになるためにはどんな資格があるのかを皆さんはすでに知っていると思います。そこでこの記事では発想を変えて、それらの資格を取ることでどんなトレーナーになるのかをお伝えできればと思います。そこから自分がな…

Kemp's Test(ケンプテスト)-ケンプ徴候とは・やり方とエビデンス-

Kemp's Test(ケンプテスト)は腰部のスペシャルテストの1つで、主に椎間関節や神経根の部分を評価するテストです。ケンプ徴候といった言葉を聞いたことがあるかもしれません。知名度が高いテストですが、細かいやり方やエビデンスの部分まで知っている人は…

プロテインは腎臓に悪い?腎臓の機能と最新エビデンス -健康に筋トレ・タンパク質摂取するために-

プロテインの摂取は腎臓に悪いとよく世間では言われています。それはどこまで本当なのでしょうか?実際にプロテインを飲むことで健康診断の数値が変化するという人もいると聞きます。生理学的に考えて本当にプロテインは腎臓に悪いのか?そして最新のエビデ…

エビデンスに基づくSLAP損傷のためのスペシャルテスト

野球をはじめとするオーバーヘッドスポーツをやっている方に多い怪我の一つがこのSLAP損傷です。手術を時には必要とする怪我であり、トレーナーや柔道整復師、理学療法士などはこの障害をしっかりと評価して行きたいですよね。そこで今回はSLAP損傷(スラッ…

ケトン体ダイエットでの糖質制限・ケトーシスと体質の見分け方

近年、ケトン体ダイエットや糖質制限という言葉が流行し、ダイエットをしたことがある方は1度は試したことがあるのではないのでしょうか?ただし、糖質制限という言葉が一人歩きをしてしまい、糖質をひたすら制限すれば良いという考えが蔓延しているようにも…

アセチルCoAとは -ピルビン酸・アセトン・クエン酸回路(TCAサイクル)-

アセチルCoAは生理学や生化学を専攻している人にとっては常識レベルの知識だと思います。しかし、 私たち臨床家にとっては養成校時代に習ったものの、忘れてしまっていたり、正確に理解していなかったことが多い分野でもあると思います。そこで今回は臨床家…

肩のインナーマッスルトレーニング 本当に効果あるの? -エビデンスの観点から-

肩のインナーマッスルトレーニングはオーバーヘッドスポーツを中心に多くの方が行なっていいます。トレーニングのやり方に関してはネット上にもたくさんあり、自分で勉強されて行なっている人もいるのではないでしょうか?しかし、肩のインナーマッスルトレ…

腰痛に対する針治療の効果 -エビデンスの観点から-

腰痛の治療として様々な方法がありますが、腰痛持ちの方が針治療を受けることは少なくないと思います。海外でも、経験的に効果はあるということで針治療を利用する人が増えています。患者からしたらエビデンスの有無は関係ありませんが、私たち臨床家として…

マラソン選手が筋トレすると持久力が落ちる?

近年健康志向が高まっている影響か、マラソンが流行っています。皇居の周りにも多くの人が走っていた記憶があります。ランナーの方の中でラントレ以外に筋トレを行なっている人はどれくらいいるでしょうか?アスリートの方でも筋トレのやり方がわからない人…

スクワットと腰痛の関係・やり方・注意点・エビデンス

スクワットはトレーニングをやったことのある方なら1度は試したことのある種目だと思います。そして、動きが難しいがゆえにしっかりとしたフォームでできていれば良いのですが、間違ったフォームで行うと体にさまざな悪影響を与えてしまいます。今回はその中…

世界のフィジオセラピスト -世界から見た日本-

フィジオセラピストとは、日本でいう理学療法士のことですね、アメリカ英語だとPhysical Therapist(フィジカルセラピスト)なんて言い方もします。世界的に見るとフィジオセラピストは医師、看護師に並ぶ知名度があり、一般の型でもほとんどの国でフィジオ…

理学療法士×海外 -日本人が海外で働くには・海外との違い-

日本人が理学療法士として海外に働く、という選択肢を考えている方は多いと思います。ただ、あまり情報が少なく、何をすればわからないということも何度かお聞きしたことがあります。そこで今回は日本人が理学療法士として海外で働く方法は何があるのかをお…

理学療法士とスポーツ -PTがスポーツに関わるには・海外との違い-

近年、スポーツに関わりたいという学生が増えて来ています。その関わり方として、競技の監督・コーチといったコーチングに進むという選択、医師やトレーナーといったメディカル部門に進むという選択、栄養士や臨床心理士などといった栄養・メンタル面でサポ…

SLRテスト/ラセーグテスト -やり方・陽性基準・エビデンス-

SLRテストは神経テストの1つで、このテスト1つで様々なことを評価することができます。その便利性がゆえにこのテストのやり方/方法、陽性基準、エビデンス、感度、特異度などの情報を整理する事が難しいです。そこで今回はSLRテストのやり方/方法と陽性基準…