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二刀流【メディカル(診断・治療・リハビリ)とストレングス(トレーニング・栄養)】に渡るジェネラリストへ

遅発性筋痛(DOMS)に対する鍼灸の効果

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今回は遅発性筋痛(Delayed-onset muscle soreness: DOMS)に対する鍼灸の効果について最新の所見をお伝えしていければと思います。

 

最新といっても、鍼灸のDOMSに対する効果を述べている最も新しい論文が2015年で、あまり研究が進んでいないように思いますが。

 

最初の論文は2008年のEffects of Acupuncture on Symptoms and Muscle Function in Delayed-Onset Muscle Sorenessになります。

 

これは2008年の論文で、非利き手側の肘の屈筋群のDOMSに対して鍼灸治療群、ダミー群、コントロール群に別れて介入した論文になります。

使用した針は0.30×30mmのものになり、刺した場所は陽陵泉、天府、曲池、血海、阿是穴(腱部分)になります。刺していた時間は15分になります。

治療はDOMSが発生直後、24時間後、48時間後に行われました。

それぞれの群に対してVAS(visual analogue scale)、MPT(mechanical pain threshold)、MIVF(maximum isometric voluntary force)の3項目を実験前、治療介入前後、DOMS発生後72時間に測定しました。

結果は、DOMS発生後72時間において、鍼灸群とその他2つの群との間でそれぞれVASが有意な差が見られました。しかし、MPTとMIVFにおいては各群と間で有意な差は見られませんでした

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まとめると、主観的な疼痛指標は軽減が期待できそうですが、実際に器質的な部分では軽減が見られなかったことから鍼灸のDOMSに対する効果はまだまだ検討が必要であると言えそうです。

 

 

続いての論文はNo Effect of Acupuncture in the Relief of Delayed-Onset Muscle Soreness: Results of a Randomized Controlled Trialという論文です。

 

この論文では計60名の被験者を対象に、上腕二頭筋のDOMSに対して鍼治療、レーザー治療、ダミー針、ダミー針とレーザー治療、コントロール群に別れて行われています。これらの治療はDOMSが発生直後、発生後24時間と48時間に行われました。使用した針は0.30×30mmのもので刺した場所は陽陵泉、天府、尺澤、合谷、曲池、血海、阿是穴(二頭筋と三角筋の交差している部分)になります。

 

それぞれの群に対してPPT(pressure pain threshold)、VAS、MIVFの3項目を実験前、DOMS発生後24時間、48時間、72時間に実施しました。

この論文ではこれらのすべての検査項目にて各群間の有意な差が見られませんでした。つまり、鍼灸治療によってDOMSの改善は見られなかったということです。

 

これらの2つの論文を踏まえてもDOMS に対する鍼灸の効果を示すエビデンスは少ないことがわかります。

 

とにかく今後の追加研究が必要であると言えるでしょう。

いかがでしたか?
DOMSに関する鍼灸の情報は少ないので、今後この知見が変わってくるかもしれませんね。

 

腰部のスペシャルテスト集⑤

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腰部のスペシャルテスト集、続いて第5弾です。

 

Lumbar Rotation Passive Accessory Intervertebral Motion Test: Spring Testing Through the Transverse Processes(腰椎他動椎間副運動テスト)

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目的:S1-L2までの腰椎の他動での回旋の動き(回旋)を評価

患者の開始姿勢:腹臥位にて下腹部〜骨盤の下に枕などを敷く

セラピストの開始姿勢:患者の横に立つ

セラピストの手:患者に対して尾側の手はセラピスト自身の体重を支えるためにテーブルにつく。頭側の手は第5中指骨の尺側で対象の腰椎の横突起に置く。

動作:対象の腰椎の横突起に置いてある手にて圧を加え、他動にて腰椎の回旋させる。

陽性:この時疼痛が誘発されれば陽性。

Note:S1-L5間の評価の時は横突起ではなくPSISに圧を加えると良い。ちなみにL3を圧迫した場合、L2-L3間の椎間を評価していることになる。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%

 

Central Posteroanterior Passive Accessory Intervertebral Motion Test(中央後前方他動副運動テスト)

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目的:このテストはPAIVMテスト同様、腰椎の他動での椎間の動き(滑り)を評価

患者の開始姿勢:腹臥位にて下腹部〜骨盤の下に枕などを敷く

セラピストの開始姿勢:患者の横に立つ

セラピストの手:どちらかの一方の手の豆状骨を対象の棘突起に当てる。前腕は回内回外中間位にし、肩が患者の真上にくるようにする。反対の手はその手を覆うように被せる。肘は軽く曲げる。

動作:基本的に被せてる手で圧を垂直に加えていく。約3回に分けて加えていくが、1回目は優しく徐々に加えていく。もし疼痛がなければ次はやや強めに圧を加える。

陽性:3回ほど行ってく中で疼痛が誘発されれば陽性。腰椎の弛緩(hyper)を疑う。

Note:疼痛の有無だけでなく、end feelなどもしっかり感じ取ること。

カッパ係数:0.38(hypoに対して)0.48(hyperに対して)

Sensitivity 感度:29%

Specificity 特異度:89% ※これらはLSI(腰椎不安定症)に対して

 

Interspinous Gap Change(棘突起間ギャップテスト)

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目的:腰椎不安定症の有無を評価する

患者の開始姿勢:ベッドからやや離れて立ち、そこから体幹屈曲をするようにベッドに両手を着く。

セラピストの開始姿勢:患者の横に立つ

セラピストの手:対象の上位、下位の棘突起を触知する

動作:屈曲状態の棘突起間の距離を把握する。患者に両手はベッドについたまま脊椎を伸展させる。この時の棘突起間の距離の変化を評価する

陽性:距離の変化がなければ陽性

Note:

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:82%

Specificity 特異度:61%

 

Low midline sill sign/step off sign(正中段差兆候)

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目的:すべり症(spondylolisthesis)の有無を評価する

患者の開始姿勢:立位

セラピストの開始姿勢:患者の背側に立つ

セラピストの手:片手の親指で棘突起を触知する

動作:上から順に棘突起に沿うように触っていく

陽性:下位の棘突起が上位の棘突起に対して背側に飛び出ているように触知できたら陽性。

Note:

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:60-88%

Specificity 特異度:87-100%

 

Cluster of Laslett | Sacroiliac Joint Pain Provocation(仙腸関節疼痛誘発テスト)

目的:仙腸関節に起因するかどうかを評価するテスト

 

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患者の開始姿勢:背臥位

セラピストの開始姿勢:患者の横に立つ

セラピストの手:両手を患者の両ASISに置く

動作:仙腸関節の関節面に平行に圧迫を徐々に加えていく

 

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患者の開始姿勢:背臥位で検側の股関節を約90°屈曲位

セラピストの開始姿勢:患者の横に立つ

セラピストの手:患者に対して尾側の手は患者の仙骨の下におき、頭側の手で検側の膝を把持する

動作:検側の股関節を長軸方向に圧迫する

 

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患者の開始姿勢:検側を上にした側臥位

セラピストの開始姿勢:患者の背側に立つ

セラピストの手:両手で患者の腸骨にのせる

動作:地面に対して垂直方向に腸骨を圧迫していく

 

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患者の開始姿勢:腹臥位

セラピストの開始姿勢:患者の横に立つ

セラピストの手:両手を患者の仙骨の上に置く

動作:仙骨を地面に対して垂直方向に圧を加える

 

陽性:①から順にテストを行い、疼痛が誘発されるテストが2つ以上になれば陽性。1つであれば疼痛が仙腸関節に起因する可能性は低く、0個であれば除外できる。

Note:

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:88%

Specificity 特異度:78%

腰部のスペシャルテスト集④

               「lumbar region」の画像検索結果

 

腰部のスペシャルテスト集の第4弾です。

今回は腰椎の不安定性を評価するテストになります。

 

 

Lumbar Forward-Bending Passive Intervertebral Motion Test: Side-Lying with Single Leg Flexion(腰椎他動屈曲椎間テスト:側臥位での片側下肢屈曲)

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目的:他動での屈曲時のT12-L5までの脊椎間の動きを評価

患者の開始姿勢:側臥位で、下の足は股関節膝関節約30°屈曲位

セラピストの開始姿勢:患者の顔側に立つ

セラピストの手:尾側の手は上の下肢の足関節中心を把持し、頭側の手の中指で棘突起間を触知する

動作:他動にて上の下肢の股関節膝関節を90°屈曲位にする。この時、セラピストは尾側の膝をベッドにのせ、患者の上の下肢の膝はセラピストの大腿の上に乗せると良い。そこから他動にて上の下肢の股関節を屈曲させていく。この時、セラピストは自分の骨盤、体幹を用いて、患者の股関節を長軸方向に押し返すと、患者の骨盤回旋による代償を防ぐことができる。この股関節を屈曲させると腰椎も屈曲していくので、各セグメントで棘突起間の開きを確認する。

陽性:基本的に尾側の棘突起が頭側の棘突起から離れていくが、この移動幅が過度、もしくは小さかった場合陽性。または、股関節屈曲と腰椎がしっかりと連動していない場合も陽性。

Note:基本的にはL5-S1間からはじめ、頭側に移っていく。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:5%

Specificity 特異度:99% (これらは腰痛患者における腰椎不安定性に対するもの)

 

Lumbar Forward-Bending Passive Intervertebral Motion Test: Side-Lying with Bilateral Leg Flexion(腰椎他動屈曲椎間テスト:側臥位での両側下肢屈曲)

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目的:他動での屈曲時のT12-L5までの脊椎間の動きを評価

患者の開始姿勢:側臥位にて両下肢やや屈曲位

セラピストの開始姿勢:患者の顔側に立つ

セラピストの手:尾側の手は下の下肢の足関節中心を把持し、頭側の手の中指で棘突起間を触知する

動作:他動にて両下肢の股関節膝関節を90°屈曲位にする。この時、セラピストは尾側の膝をベッドにのせ、患者の両下肢の膝はセラピストの大腿の上に乗せると良い。あとは上記のテストと同様に股関節を他動にて動かしていき、腰椎の動きを確認する。

陽性:同上

Note:基本的にはL5-S1間からはじめ、頭側に移っていく。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%

 

Modification for Lumbar Backward-Bending Passive Intervertebral Motion Test(腰椎他動伸展椎間テスト)

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目的:他動での伸展時のT12-L5までの脊椎間の動きを評価

患者の開始姿勢:側臥位にて下の下肢を軽く屈曲させる

セラピストの開始姿勢:患者の顔側に立つ

セラピストの手:尾側の手は下の下肢の膝関節中心を把持し、頭側の手の中指で棘突起間を触知する

動作:膝関節を把持した手で他動にて股関節の伸展方向に持っていき、腰椎の伸展を誘導する。

陽性:股関節の動きと連動して棘突起間が狭まれば正常、棘突起間のスペースが変わらないと陽性

Note:本来であれば、股関節が完全伸展位に達する前に腰椎が伸展最終域に達する。基本的にはL5-S1間からはじめ、頭側に移っていく。

カッパ係数:

Sensitivity 感度:16%

Specificity 特異度:99%(これらは腰痛患者における腰椎不安定性に対するもの)

 

Lumbar Side Bending (Lateral Flexion) Passive Intervertebral Motion Test in Prone Position(腰椎他動側屈椎間テスト)

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目的:他動での側屈時のT12-L5までの脊椎間の動きを評価

患者の開始姿勢:腹臥位にて、下腹部〜骨盤の下に枕を置く

セラピストの開始姿勢:患者の横に立つ

セラピストの手:患者に対して尾側の手は立っている側の膝をしたから把持し、頭側の手の中指で棘突起間の側面を触知する

動作:把持している下肢を股関節外転させていく。

陽性:側面において、下位の棘突起が上位の棘突起に近づくように動くのを触知できたら正常。その動きが見られなかったら陽性

Note:基本的にはL5-S1間からはじめ、頭側に移っていく。別法として、側臥位で行う方法もある。この方法では、他動にて骨盤の側方挙上または下制させることで腰椎の側屈を誘導する。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%

 

Lumbar Rotation Passive Intervertebral Motion Test: Prone Lying with Rolling the Legs(腰椎他動回旋椎間テスト:腹臥位での下肢回旋)

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目的:他動での回旋時のT12-L5までの脊椎間の動きを評価

患者の開始姿勢:腹臥位にて、下腹部〜骨盤の下に枕を置く

セラピストの開始姿勢:患者の横に立つ

セラピストの手:患者に対して尾側の手は両足関節を把持し、頭側の手の中指で棘突起間の側面を触知する

動作:患者の膝関節を他動にて45-60°に屈曲させる。腰椎の右回旋を見る場合、下肢を患者に対して右側に回す。この時腰椎の棘突起を触知しておく

陽性:右回旋の場合、下位の棘突起が上位の棘突起に対して右に移動したら正常。この動きが見られなければ陽性。

Note:評価部位が上位にいくに従って下肢の回旋量は増えていく。別法(写真右)で、腹臥位で行う方法がある。骨盤(ASIS)を把持し、他動にて回旋させ腰椎の回旋を誘導する。

カッパ係数:

Sensitivity 感度:%

Specificity 特異度:%

 

続きはこちら

dog.training-univ.com

 

股関節のスペシャルテスト集②

                           「hip joint diagnosis」の画像検索結果

続いて股関節のスペシャルテスト集の第2弾に行きたいと思います。股関節の評価は治療も兼ねている主義も多いので、効率よく評価から治療まで行いたいところです。

 

 

Patellar Pubic Percussion Test(膝蓋骨恥骨打診テスト) 

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目的:股関節または大腿骨骨折の有無を疑う(画像撮影が必要かどうか

患者の開始姿勢:背臥位にて行う

セラピストの開始姿勢:患者の横に位置し、膝蓋骨と股関節の間の位置に立つ。

セラピストの手:聴診器を患者の恥骨結合に当てる

動作:恥骨結合に当てた聴診器を聴診しながら、膝蓋骨を叩く。これは左右両方の膝蓋骨に対して行う。

陽性:左右で比較して、膝蓋骨を叩く時の音が小さければ陽性。小さい側の骨折を疑う。

Note:

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:96%

Specificity 特異度:86%

 

 

Hip long axis distraction test and manipulation(股関節長軸方向離開テストおよびマニピュレーション) 

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目的:股関節の関節包の柔軟性評価およびモビライゼーション

患者の開始姿勢:背臥位で、ベルトなどで骨盤を固定する

セラピストの開始姿勢:患者の足元に立つ

セラピストの手:両手で下腿遠位〜足関節のあたりを把持する

動作:まず膝関節は完全伸展位のままで股関節の安静肢位(屈曲30°、外転30°)に持っていく。そのまま長軸方向に牽引する。左右差を比較する。

陽性:離開が十分にできなかったら陽性。

Note:陽性の場合、マニピュレーションを行うことも選択肢の1つとなる。変形性股関節症の方は牽引をすると症状が和らぐことがある。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%

 

 

Inferior glide accessory hip motion test and manipulation(股関節尾側滑りテストおよびマニピュレーション)

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目的:股関節の関節包の柔軟性(尾側方向)評価およびモビライゼーション

患者の開始姿勢:背臥位にて検側の下肢をセラピストの方にかける

セラピストの開始姿勢:患者の横に位置し、ベッドに座る

セラピストの手:両手で大腿骨前面近位部を把持する

動作:患者の下肢をセラピストの肩にかけながら把持している両手で尾側方向に股関節を牽引する。また、患者の股関節を内外旋した状態でも同様に尾側に牽引して行う。左右差を比較する。

陽性:牽引が十分にできなかったら陽性。

Note:陽性の場合、マニピュレーションを行うことも選択肢の1つとなる。変形性股関節症の方は牽引をすると症状が和らぐことがある。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%

 

 

Hip joint anterior glide test and manipulation(股関節腹側滑りテストおよびマニピュレーション)

 

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目的:股関節の関節包の柔軟性(腹側方向)評価およびモビライゼーション

患者の開始姿勢:腹臥位にて骨盤の下に枕などを敷く

セラピストの開始姿勢:患者の横に位置する

セラピストの手:尾側の手で、検側の大腿遠位前面を把持し頭側の手で、検側の骨頭を後面より抑える。

動作:尾側の手で、他動にて股関節伸展位に持っていく。この時膝関節は屈曲させるとやりやすい。更に、頭側の手で、前方に滑らせる。

陽性:滑りが十分にできなかったら陽性

Note:体格差によって尾側の手による股関節伸展位に把持することが困難な場合、枕などを用いても良い。股関節伸展に可動域制限が出ていた場合マニピュレーションを用いるが、その際はグレードⅢまで持っていくことが多い。別法として、検側の股関節を外旋位にさせて行うことも可能。この時に股関節を無理に伸展させなくても良い。

カッパ係数:-

Sensitivity 感度:-%

Specificity 特異度:-%

トレーニングを始める前の基礎知識

          「beginner workout」の画像検索結果

筋トレが最近ブームになりつつありますが、初心者の方にとって、どのくらいの重さでどのくらいの回数でやれば良いのか悩んだことのある人は少なくないと思います。

そこで今回は、トレーニングを始める方にとっての基礎知識をお伝えしていければと思います。

 

筋肉についての基礎知識

筋肥大

筋肥大とは文字通り、筋肉が大きく(太く)なることです。筋肥大を起こさせるには動きの中で、最も負荷の高いところで筋が伸張された方が効果は高まります。一方、筋の収縮の学習という観点では動きの中で最も負荷の高いところで筋が短縮位になっていた方がよい。筋肥大を目的とするのであれば、80%1RMの重さで3セット×10回が目安になります。

筋の負荷は物理的負荷と、化学的負荷が存在します。物理的負荷は高負荷によるトレーニングによって生じ、筋線維そのものに負荷をかけることで肥大するというメカニズムであり、化学的負荷は高回数によるパンプアップ(筋肉が熱くなる感覚)させることによって生じます。

 

最大筋力

最大筋力(筋力)とは、1度に発揮できる最大の力のことです。最大筋力を発揮するためには大脳の中枢神経系からのインパルスが必要になります。インパルスの減弱のため、数多くのセット数をこなすことができません。そのため、セット数の目安としては90%∼100%1RMで3~5セット×1~2回行うことが目安になります。このトレーニングでは筋に対する負荷というよりは神経系の働きに対して負荷を掛ける為、筋肥大や筋パワーの増大の効果は薄くなってきます。

 

筋パワー

筋パワーは力×スピードで表されます。しかし、人間の体では力を発揮することとスピードを発揮することは反比例の関係であり、その中で、パワーが最大となるのは約30%1RM(初心者:約20%1RM、上級者:約40∼50%1RM)と言われています。セット数の目安としては上記の重さで3セット×10回が最もエビデンスレベルが高いと言われています。

 

レーニングプログラム

ポーション・レプティション(21)

レーニングの方法のことで、回数を1セット7回とし、3セットを休みなく行うことで全部で21回行うことになるので重い物を扱いたくても10回はできないというようなときに用います。

各セットの内容は、例えば1セット目は全可動域にて行います。2セット目は最大伸張位から全可動域の真ん中まで行い、3セット目は全可動域の真ん中から最大短縮位まで行う、というように分けます。

 

ジャイアント・セット

レーニング方法のことで、同じ筋の中で異なる線維に対して行います。量は10回×3setで行います。例えば、三角筋であれば後部線維→中部線維→前部線維の順に行って行きます。3種類のトレーニングの中で、強度が異なるのであれば、強いものから行っていくようにします。ちなみに、ジャイアント・セットが3種類を行うのに対して2種類行うことをコンパウンド・セットと言います。

 

スーパー・セット法

コンパウンド・セットが同じ筋に対して2種類のトレーニングを実施するのに対して、拮抗筋の2種類に対して行います。例えば、上腕二頭筋上腕三頭筋を交互に行うといった感じです。

 

スロートレーニン

下記のトレーニングの順序で、3秒かけて動かして、3秒かけて戻すという方法になります。このとき、息も3秒かけて吐きながら動かし、3秒かけながら吸って戻すのが理想です。戻してから再び動かす時の切り返しの際、反動を使うと負担が大きいので、1度吐いてから動かすとゆっくり切り返すことができます。

セット数は3セットを目安に行います。理論的には、加圧トレーニング同様、化学的ストレスを加えることで、筋肥大が行われるというメカニズムになります。

 

ドロップ法

筋に対して物理的な負荷と化学的な負荷の両方を掛けたいときに用いる方法になります。80%1RMを6-10回、60%1RMを6-10回、40%1RMを6-10回の順番で休みなく行います。フリーウエイトの場合、重りの付け替えがあるため休息ができてしまうため、レッグエクステンションの様なマシンウエイトで行うのが好ましいと言えるでしょう。

 

いかがでしたか?色々な方法があるので、ご自身の体力と相談しながら無理のない範囲で行っていってください。もし心配であれば、お近くのパーソナルトレーナーの方に最初のうちはお願いするのもありかもしれません。

スポーツ選手の靴の選び方

       「ランニングシューズ」の画像検索結果

スポーツ選手にとって靴というのは非常に大事な道具の1つです。また、間違った靴を履いてしまっているがために下肢の障害等を引き起こしている選手も何人かいるのも事実です。そのため、靴の選択はこういった障害の予防・治療になります。そこで、今回は正しい靴の選び方をお伝えしていければと思います。

今日は靴の選び方についてお伝えしていきたいと思います。

 

靴ってどうやって選ぶの?

ほとんどのスポーツ選手は靴を履いて競技を行います。恐らくほとんどの選手は履き心地によって靴を選んでいるのではないでしょうか?

個人的な経験ですが、一部の選手がその履き心地が良いと思って買った靴がその選手にとって怪我を誘発しやすい靴を履いていることが多々ありました。勿論競技によっては特別な靴を使用するため、全ての競技に応用できるとは思いませんが、スポーツに限らず、医療者であれば靴の選び方を知る必要があるのではないでしょうか。履き心地が良いイコールその選手にとって良い靴とは限らないということがあるので、注意が必要です。

結論から言うと、

overpronation 過回内

足部内側部の落ち込みが激しいため、内側部を中心にクッション性ではなく、安定性のあるものを選ぶ

oversupination 過回外

踵への過負荷になりやすいので、クッション性のある靴を選ぶ

 

足関節の機能障害

足関節は走る際、蹴り出す役割があります。

しかし、足関節に機能障害があるとき、この蹴り出しがうまくいかず、足部を中心に様々な障害を引き起こしてしまう可能性が高くなります。

また足部は数多くの骨で構成されており、どの部分の機能が障害されてしまうのかによって治療法などが変わってくるので、しっかりと評価する必要があります。

走る際、足部は回内と回外を繰り返していきます。よくみる足底筋膜炎も回内型と回外型に分かれます。この回内と回外ですが、どの部分がどのくらい行われているのかを評価する必要があります。足部における回内と回外は主に距骨下関節、ショパール関節、リスフラン関節で行われます

回内では距骨が内転・底屈、下腿内旋、ショパール関節がhyper、立方骨滑車機能性低下がみられ、第1中足骨・内側楔状骨もしくは第2、3中足骨のストレス上昇、バニオン・骨折・たこのリスクが上昇することが考えられます。

回外では距骨が外転・背屈、下腿外旋、ショパール関節がhypo、立方骨滑車機能性低下がみられ、腓骨筋の負荷が上昇し、第1,5中足骨のストレス上昇、バニオン・骨折・たこのリスクが上昇することが考えられます。

 

靴の役割

靴の大まかな機能として、屈曲性、耐久性、グリップ性、軽量性、フィット性、通気性、安定性、衝撃緩衝の役割があります。屈曲性は靴の前足部、グリップ性はソール(アウター)、軽量性はソール(アウター)とアッパー(足背の布の部分)、フィット性と通気性はアッパー、安定性はミッドソール(ジャンク)、衝撃緩衝はミッドソール(踵)がこれらの役割を担っています。

 

インソール

靴のインソールはミッドソールという部分とアウトソールという部分に別れています。

ミッドソールの特徴として、シューズの底に位置し、素材としては重く密度が高いので、安定性は高く、クッション性が低いという特徴があります。ASICSなどが用いてるSPEVAなどは反発性の優れたソールになっています。

 

アウトソールは主にセパレートソール、フラットソール、プロパルションプレートの3種類存在します。セパレートソールとは、ソールが踵の部分で枝分かれをしているソールのことで、踵接地からつま先離地までの前後方向をしっかりとサポートする役割がありますが、反対に切り返しなどがしにくいという特徴があります。フラットソールはその反対で、ソールが枝分かれしていない分、足底のどの面でついても対応できる設計となっております。特徴もセパレートソールと逆になります。プロパルションプレートは上記の2つとは異なり、形状ではなく素材で分類されます。このソールの特徴は局所の曲がりを最低限に抑えることでグリップ性、安定性が増すという特徴があります。ただし、切り返しには不向きにはなります。

         「 ランニングシューズ 靴裏 レース用」の画像検索結果  フラットソール

         「 ランニングシューズ 靴裏 レース用」の画像検索結果  セパレートソール

 

ラスト

ラストとは踵〜つま先のカーブの形状のことを指します。これは大きく分けてカーブ、セミカーブ、ストレートに分かれます。カーブの特徴としては、軽量化されているものが多く、サポート性が低いレース用のイメージで設計されています。解剖学的・運動学的な説明をすると、カーブによって足部の接地から蹴り出しまでの過程で回内するように誘導されていきます(蹴り出しへの誘導)。そのため、overpronation(過回内)の人にはあまりお勧めできない靴になります。反対にストレートの特徴は、あまり軽量化されておらず、サポート性を重視している設計となっているため、練習用のイメージで製造されています。セミカーブはこれらの中間に位置します。

           「 ランニングシューズ 靴裏 レース用」の画像検索結果

 

シューズの選択

最後に靴の選び方ですが、基本的に足関節の機能になんらかの異常がある場合、overpronation(過回内)もしくはoversupination(過回外)が考えられます。

これらの症状がある人にとって適切な靴は全く異なって来ます。

 

まずはoverpronation(過回内)してしまう人にとって適切な靴です。

・第2、3中足骨にエクストラサポートがある

・前中足が幅広い

・横アーチの折れ曲がりが強すぎない

・後外側のクッションが良い

・ラストはストレート

・後内側〜中内側に硬い素材

・舟状骨にメーカーのラインや別素材が使われている

・アーチサポートがしっかりしている

過回内、いわゆる扁平足になりやすい人はこれらの特徴のある靴がおすすめです。とにかく、足部のアーチを潰したくないので、クッション性よりも安定性を重視したものを選びましょう。

 

続いてoversupination(過回外)してしまう人にとって適切な靴です

・後外側にクッション性の良い素材

・前内側部と前外側部のクッションが良い

・クッション性重視

過回外、いわゆるアーチ高の人は足部への衝撃が強いので、クッション性が優れたものを選ぶと良いです。逆にアーチが潰れる心配はないので、前足部のクッションも柔らかいものでも大丈夫です。

 

オランダで鍼灸師としての起業・開業について

現在、オランダではフリーランスビザへのハードルが低く、日本で鍼灸師の免許を取得された方が何名かオランダで起業・開業されています。そこで、オランダの鍼灸事情と競争に勝ち抜くにはどうすれば良いかを僕なりの考えのもとお伝えできればなと思います。

      「acupunctuur」の画像検索結果

 

オランダでの免許制度について

オランダでは厳密な鍼灸の免許というのはございません。 (下記の記事参照)

dog.training-univ.com

 

なので、中国人を中心とした自国で免許を取得した鍼灸師の方が数多くいます。

しかし、日本の免許で働くことは可能ではあるものの、施術は保険適応外になります。

反対に、オランダの主に理学療法士が行っているドライニードリング(鍼は日本の鍼が主に使われています)は保険適応内なのです。

オランダ人はあまり保険外にまでお金を支払うのを嫌がります。ましてや、得体のしれない外国人が、得体の知れない鍼を使って治療するというのであれば、なおさらです。

オランダ人からしても、ドライニードリングという保険適応内で治療が受けられるシステムがあるのに、わざわざ高いお金を払って鍼灸治療を受ける必要がありません。

 

 

ドライニードリングとは

ドライニードリングとは西洋医学(主にトリガーポイント)を元に行う鍼治療のことで、1週間前後の講習会を受ければ取得できる資格です。

※ただしオランダの医師または理学療法士の免許が必要です。

鍼灸を学んでいる方からしたら全然違うのかもしれませんが、患者さんからしたら鍼灸とドライニードリングの違いはわからないのです。

そして残念ながら、鍼灸よりもドライニードリングの方が知名度としては高いという現状があります。なぜなら、理学療法のクリニックで保険適応内で行われるため、そもそもの施術をされた方の数が多いからです。

 

鍼灸師として起業・開業し生き抜くためには

ドライニードリングとの差をつける

前述したように、ドライニードリングとは知名度、保険による料金では鍼灸の方が劣ってしまいます。しかし、鍼灸にこれほどのマイナスの要素があるのに、僕が行っている実習先では多くの患者さんが来院されます。これは鍼灸がドライニードリングよりも優れていると認識されている証拠だと思います。

鍼灸クリニックに来院される患者さんは揃ってこう言います

「ドライニードリングは痛い」

ドライニードリングをyou tubeとかで検索するとわかると思うのですが、結構痛そうな刺し方をしています。ドライニードリングの目的がしっかりとトリガーポイントを中心にアプローチするやり方ですので、当たり前といえば当たり前ですが。

そのため、痛いのが嫌、でも鍼治療を受けたいという患者さんも中には結構いるのが実習をしていて率直な感想です。

そのため、鍼灸ドライニードリングより痛くないというイメージを広めることが大事かも知れません。

 

他の鍼灸師との差をつける

前述したように、日本人だけでなく、中国人の方もオランダで治療院を起業・開業しています。そのため、ドライニードリングとの差をつけるだけでは他の鍼灸師との差は変わらないので、今度は鍼灸師間との競争になります。まあこれは日本でも変わりませんが。

しかし、オランダにいる鍼灸師の多くはアムステルダムに治療院をおいています。なぜなら、アムステルダムではオランダ語が喋れなくても英語だけで働けるからです。

オランダ人の英語力には脱帽ですね。

しかし、田舎では勿論、アムステルダム内でもオランダ語が喋れる鍼灸師は限られてきます

オランダ人でも、例えば病院に行って治らなくて鍼灸を受けにきたという患者さんなんかは病院での出来事を説明します。そこでの医療の専門用語だったり、病院で言われたことを英語で正確に言えるのはオランダ人といえでも、あまり多くはありません。

鍼灸師オランダ語が全く分からないとそこで不信感を持ってしまい兼ねません。オランダの公用語はあくまでオランダ語なので。たとえ英語で説明できる患者さんでも、オランダ語で話しかけるとの、英語で話しかけるのとでは反応がやっぱり違うなと住んでいて思います。

なので、オランダ語を喋ることができるというのは1つ武器になるかも知れません。

 

いかがでしたか?日本の鍼灸の良い部分をオランダで広められると良いですね!
僕も日本の鍼灸には興味があるので、ぜひ情報などくれたら嬉しいです!